懐かしくも新しいワード「子持ち様」

今週のお題「懐かしいもの」

私は子供2人がいます。色々合ったけどなんとか2人とも就職して、ほっとしています。

最近ワイドショーをみていたら、主婦年金の見直しの議論がされているということ。主婦年金とは厚生年金に加入している会社員の配偶者は、年額130万円以下の収入だと、基礎年金が受け取れるというものです。(多分…)

インタビューで出てくる感想は「働いている人からみたら不公平感がある」「働いていないのになぜもらえるの」といった感じ。それもわかりますが、でも仕事をしながら子育てをするも大変です。

私も子供を育てながら仕事をしてきましたが、それって発熱など、子供の都合で急に仕事に穴をあけざるを得ないということなんですよね。

子供は急に熱を出すし、またそれが高熱だったりするから、新米の親はハラハラする。でもそれで子供は免疫を獲得して丈夫になっていくのだから、仕方のないことなんですが。

その当時、子供の熱で3日休んだら上司に怒られました。「仕事をするなら、父親にも協力をしてもらいなさい!」つまり、夫に仕事を休んで子供をみてもらえ、と言う。

冗談じゃない❗️私の仕事がフラフラなのに夫までストレスがかかり、仕事にミスしたり、上手くいかなくなったら生活はどうなる?それが子供のメンタルに与える影響とか考えると、私の仕事の方がフラフラなほうがまだいい。夫の収入は安定していて欲しい。

その頃から、子供が熱を出しそうだと、予め鎮痛解熱の坐薬を入れて出勤したりしました。周りのお母さん職員も結構そんなことをしていました。子供の調子が悪くなると保育園に預けられず、仕事を休まなくてはならないから、自分に熱があって具合が悪くても絶対に出勤。(ちなみに仕事は看護師)今から考えるととんでもないですね。でもそのくらい追い詰められるんです。

今は平成の男性は家事は半々で受け持ってくれたり、産休をとって育児をしてくれたりしていいわねぇ。仕事をするにも時短勤務もあるし。ーーーなんて思っていたら、主婦年金の話から「子持ち様」なんてワードが耳に入ってきました。

これって、アレでしょ?「子持ち様」は子供になにかあれば帰っちゃって、休んじゃって、その負担が他の社員に降りかかるってことを揶揄した言葉ですよね?

なんだ昔と全然変わっていない。

いや、もっと悪くなっている。

私は自分の性格を考えて、子育てしながら仕事をすることを選びました。でも今は、日本が貧乏になって夫のお給料だけでは生活できないから、共働きを推奨されている、主婦年金もなくなろうとしている。人口が減って人手不足だから、妻も働けという。

仕事をしながら育てるか、子供と全面的に向き合って育てるのか、それは子供の両親が決めることですが、今はそれが選べなくなってきている。

そして、今も昔も社会にとって子供は迷惑なもの。仕事をせずに子育てする人は「不公平」と言われ、子育てしながら仕事をする人は「子持ち様」と言われる。

 

子供って国の宝じゃないの?未来の年金を支えるのは今の子供ではないの?

社会が優しい目で子育てを支えられないのなら、日本の少子化はこの後もずっととまらないと思います。